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「ただの画像」では伝わらない。ALT属性(代替テキスト)がSEOとアクセシビリティに不可欠な理由

ALT属性は画像の読み込みエラー時だけでなく、視覚障がい者への配慮やGoogle画像検索の順位向上にも直結します。正しい設定方法とNG例を解説。

VIIO 編集部
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「画像が見えない人」への配慮が、全員の利益になる#

<img> タグにある alt 属性(代替テキスト)。「面倒だから」と空欄にしたり、ファイル名 (image01.jpg) のままにしたりしていませんか?

ALT属性は、以下の3つの役割を持つ極めて重要な属性です。

  1. アクセシビリティ: 視覚障がい者が使うスクリーンリーダー(音声読み上げソフト)が、画像の内容を言葉で伝えます。
  2. SEO: Googleのクローラー(ロボット)は画像を見ることができないため、ALTテキストを読んで画像の内容を理解し、画像検索のインデックスに使用します。
  3. フォールバック: 通信エラーなどで画像が表示されなかったときに、代わりにテキストが表示されます。

1. 良いALTテキストの書き方#

「画像に何が写っているか」を具体的に、かつ文脈に合わせて記述します。

  • Bad: alt="画像" alt="photo.jpg" (無意味)
  • Bad: alt="男性 パソコン 仕事 ビジネス" (キーワードの羅列はスパム扱いされるリスクあり)
  • Good: alt="明るいオフィスでノートパソコンを開いて笑顔で会議をする男性" (具体的)

コンテキスト(文脈)が重要

同じ写真でも、使われる場所によって最適なALTは変わります。 例えば「パンケーキの写真」の場合:

  • カフェのメニュー: alt="季節限定 イチゴとホイップクリームのパンケーキ"
  • レシピ記事: alt="焼き上がったパンケーキに粉砂糖を振りかけている様子"

2. 装飾用画像の扱い(alt=""#

背景模様や、テキストの横にあるアイコンなど、**「意味を持たない装飾目的の画像」**の場合はどうすべきでしょうか? この場合、alt 属性を削除するのではなく、空(alt="" に設定します。

Code
<!-- Good: スクリーンリーダーはこの画像を無視(スキップ)します -->
<img src="decoration-line.png" alt="">

もし alt 属性自体を書かないと、スクリーンリーダーによってはファイル名(decoration-line.png)を読み上げてしまい、ユーザーにとって非常に耳障りなノイズになります。


3. 画像生成AIとアクセシビリティ#

最近は「画像の内容をAIで解析してALTを自動生成する」技術も登場していますが、過信は禁物です。 AIは「写っている物体」は認識できても、**「その画像がそのページに置かれている意図」**までは理解できないからです。

最終的には人間が確認し、「この画像が見えない人に、このページの情報をどう伝えるべきか?」という視点で推敲することが大切です。


4. SEOへのインパクト#

Googleの画像検索からの流入は、業種(ファッション、インテリア、レシピ、旅行など)によってはWeb検索と同等かそれ以上のボリュームになります。 ALT属性を正しく設定することは、この巨大なトラフィック源を活用するための唯一の方法です。

「誰かのために」行ったアクセシビリティ対応が、巡り巡って「自分のサイトの評価」として返ってくる。Webとはそういう場所です。

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VIIO 編集部

VIIO 編集部

VIIOのUI/UXデザインチーム。Webパフォーマンスとアクセシビリティの向上に情熱を注いでいます。複雑な技術をわかりやすく伝えることをモットーに記事を執筆中。

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