フッターの年号、止まっていませんか?#
Webサイトのフッターにある © 2020 Company Name. という表記。
今は2025年です。
この「古い年号」を見たユーザーは、無意識にこう思います。
- 「この会社、もう活動していないのかな?」
- 「情報は更新されていない古いものかもしれない」
- 「Webサイトの管理もできない会社に仕事を頼んで大丈夫か?」
たかが年号ですが、ビジネスにおける**「信頼(トラスト)」**を静かに、しかし確実に損なっています。 毎年お正月に手動でHTMLを書き換える不毛な作業はもうやめましょう。JavaScriptを使えば、一行のコードで「永久にメンテナンスフリー」にできます。
1. JavaScript での自動更新#
React / Next.js の場合
現在の日時を取得し、その「年」を表示するだけです。コンポーネント化しておけば再利用も簡単です。
// components/Copyright.tsx
"use client";
export const Copyright = () => {
const currentYear = new Date().getFullYear();
return (
<small className="text-xs text-slate-500">
© {currentYear} VIIO. All rights reserved.
</small>
);
};
バニラ JS (HTMLのみ) の場合
静的なHTMLサイトでも、小さなスクリプトタグを埋め込むだけで対応できます。
<p>
© <span id="year"></span> My Company.
</p>
<script>
document.getElementById('year').textContent = new Date().getFullYear();
</script>
2. 著作権表示の正しい書き方#
そもそも、Copyright表記に法的な義務はあるのでしょうか? 実は、日本を含むベルヌ条約加盟国では、著作権は「創作した時点」で自動的に発生するため、©マークの表示は必須ではありません。
しかし、以下の理由から表示することが慣例(マナー)となっています。
- 著作権者の主張: 「ここにあるコンテンツは私が権利を持っています」と明示することで、無断転載を牽制する。
- 発行年の明示: コンテンツがいつ作られたかを示す(ただし、自動更新にしてしまうと「開始年」がわからなくなるため、
2015 - 2025のように開始年を併記するのが最も丁寧です)。
// 開始年と現在年を併記するパターン
© 2015 - {new Date().getFullYear()} VIIO.
3. 企業名が変わった場合#
年号は自動化できても、社名変更(株式会社化など)は手動で修正する必要があります。
サイト内にハードコードせず、設定ファイル(site.config.ts やCMSなど)で一元管理しておくと、変更漏れを防げます。
Webサイトは「生きたメディア」です。 常に最新の状態に保たれていること自体が、企業としての活動性(アクティブさ)の証明になります。 自動化できる雑務はコードに任せ、人間はもっとクリエイティブな仕事に集中しましょう。

VIIO 編集部
VIIOのWeb品質改善チーム。Webパフォーマンスとアクセシビリティの向上に情熱を注いでいます。複雑な技術をわかりやすく伝えることをモットーに記事を執筆中。